『昨年の新語流行語にも選ばれた「メタボリック・シンドローム」だが、今年になってさらにメディアへの登場頻度が増しているのではなかろうか。
本来的にメタボリックなる英語は「代謝」を意味するので、直訳すると「代謝に関する症候群」。内臓脂肪の弊害に注意を促すべく、さっそうと登場した言葉だったが、いつのまにやら「男性で85センチ、女性で90センチ」なるウエスト基準ばかりが一人歩きして、今や「肥満にご注意」という軽いニュアンスで受け止められている。
「メタボ対策」「メタボ予防」という使われ方が一般的なようだが、随分と世間ずれしたなぁという感じだ。しかし高血圧や糖尿などの生活習慣病になるリスクを少しでも減らすためにも、日頃から肥満に注意することは素晴らしいこと。
その経緯はどうあれ、メタボという言葉が人々の間に浸透し、日常生活の中で健康維持を意識する人が増えたことは、素直に評価すべきだろう。
とかくこれまでは、健康はビジネスになりにくいとされてきた。アンケート調査などで「あなたの最も大切なものは?」と尋ねれば、健康という回答が最も多いにもかかわらず、健康維持への日常的支出は微々たるもの。健康関連支出の大半は、健康を損ねたときに発生する。
しかし、最近の「メタボ」浸透とともに、健康維持に資するヒット商品も出てきた。
■何とかできそう
「ビリーズ・ブートキャンプ」もその一つ。
ブートキャンプとはアメリカの軍隊で入隊兵士を対象に実施されている、体を絞り込んで基礎体力を作る短期集中トレーニングプログラムだそうで、この商品はそのプログラムを自宅でできるエクササイズに手直ししたものだ。
だから内容的に結構ハードで、おまけにDVD4巻ものボリューム。「そりゃ真面目にやればやせるでしょうよ。でも、私にはちょっと無理」という感じで、それだけ聞くとヒット性は薄いように感じられるが、現実は大ヒット。
その原動力がテレビ通販で盛んに放映されているプロモーションビデオで、これが実に良くできている。頭ツルツル筋肉ムキムキの51歳のインストラクター、ビリー隊長の動作がコミカルで、彼がエクササイズ中に放つ激励の一言も実にユーモラス。妙にマンガっぽく、思わず笑ってしまう出来栄えなのだ。
ダイエット商品が大好きな友人も早速購入し、直後は頑張ってやった甲斐あって、本人いわく「ちょっとやせたし、筋肉も付いた」と満足げだったが、数週間たった今ではすっかりご無沙汰(ぶさた)の様子。
健康関連商品のヒットには、「こんな私にでも何とかできそう」と思わせるプロモーションが不可欠だ。
(マーケティング・アーキテクト 野亜純)』
(記事引用 IZA)
ビリーズブートキャンプが売れているということは、それだけメタボリックシンドローム
の人が多いという事か。
新陳代謝が出来れば、どれでも良さそうなものだが、やはり、誰かの後押しなり、指導・
何かのきっかけが無いと、腰が上がらない人が多いんだろう。